謙虚さの上に

こんばんは。先日はシマノ鈴鹿ロードレースクラッシック(旧称:国際ロード)に出場してきました。

58kmを1時間15分足らず、平均速度にして46km/h強で終えたスピードレースでした。

内容は前半アタック合戦に参加するも決定的な逃げには出来ず、なんとか今日は逃げに乗りたいと思っていたので粘り強くブリッジしてみたりするも決まらず、脚が無くなりかけて後ろへ下がったタイミングで14名の勝ち逃げができました。

その逃げが行った時に、「あ、やばい。」と感じたものの、その瞬間脚に余裕がなく行けませんでした。

そこからは14名の先頭集団に対して、1名も乗せていなかったシマノレーシングの選手たちがプロトンをコントロール。途中からイナーメから中村選手も牽引に加わってもらい、全力で前を追うも30秒差まで縮めて万事休す。

メイン集団で15位争いのスプリントとなり、少し前がつまり埋もれてしまいメイン集団10番手、全体の25位でレースを終えました。

普段からJPTで走らせて貰っている訳ですが、やはり競合コンチネンタルチームの選手たちの隊列に一人で割って入るのは非常に困難です。一部の選手からは、時に暴力行為を受けたり、罵声を浴びせられることは日常茶飯事です。

彼らもプロフェッショナルとしてレースを走っているのだから、プロフェッショナルとしての仕事をしている中にアマチュア(自分のような)選手が入ってくるとそう言いたくなる気持ちもわかります。

しかしながら、プロフェッショナルを目指している自分としてもなんとか結果に繋げたい、けどチーム力では叶わない、さぁどうするとなった時に、行けるだけ前へ、できれば逃げに乗って勝負へ、と思ってレースを進めざるを得ないのです。
勿論、殆どの選手が、よっぽどシビアな展開でない限り前や後ろどちらにせよ入れてくれたり、まだまだロードレースを理解しきれてない自分にその時その時の状況から色々とアドバイスをくれたりします。

だからこそ彼らのプロフェッショナルとしての走りに敬意を払いつつ、謙虚な気持ちの上に闘志を重ねながら同じ土俵で挑み続けさせて貰わなければならないなと感じたシマノ鈴鹿でした。JPTに参戦し始めたころ(去年の今頃かな?)は、なにくそ!と思って喧嘩腰でしたが、多くの場合それはプラスにはならないと感じました。そんなこんなを背中で教えてくださる先輩方に感謝です。

挑戦者として、常に上を見て戦い続けなければ先はないなと、そう強く再確認することができました。
結果こそ25位ではありましたが、そういう意味では実り多きシマノ鈴鹿となりました。

応援、サポートありがとうございました!

Tomoya Koyama

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